学校生活の様子

講演会で学んだこと

2025年6月9日 11時05分

(・・・学校生活の様子ではありませんが・・・・)

 土曜日にとある講演会があり、そこで、前橋育英高校男子サッカー部監督の山田 耕介先生の話を聞きました。山田先生は昨年度の全国高校サッカー選手権大会で育英高校を2度目の全国優勝に導いた監督です。

 ご自身の経歴や育英高校が弱小校から強豪校になるに至った過程、大会の舞台裏(準備のようすやミーティングでのこと)など、いろいろお話しいただく中で、大切なこととして、次の三つを挙げていました。

・家族

・環境を整える

・人間力

 スポーツの継続には、家族の理解が不可欠であり、やらせてくれる家族の理解・協力があって、プレーヤー時代も、監督になってからもやっていられるのだそうです。

 環境について、他の強豪校との交流を通して、生徒に違いを考えさせ一緒に整えてきたそうです。昔は、育英高校は強豪校へいくとボロボロに負けていたそうですが、何が違うか考えたときにグランドや部室のゴミの散乱の様子など、いろいろ出てきたようで、そういうできるところから整えていったそうです。また、以前はトーナメント式の試合だけだったところを、いろいろなリーグ戦を創設することにより、皆に出番があるようなりました。そのような育成環境の整備も大切なことだそうです。

 人間力、人間性ですが、「強さ、優しさ、自立の精神」が大切とのことでした。

その他、印象に残った言葉をお伝えします。

・人間力とは、胆力、包容力、精神力

・考えたらすぐ行動、失敗したらまたチャレンジする。

・他人のせいにせず、自分自身に矢印を向ける。

・意思を持って努力する選手が伸びていく。

・ミスを注意しても聞き流すとまた同じ間違いをする。

・気づきの心があれば、いろいろなことに気づいていける。

・失敗は新たな学びに。試合に負けることも大切。

・いろいろな角度から生徒を見る。

・人に迷惑をかけるなど、ダメな部分は怒ってもいい。

・本気を根気強く、何度も、続けていくことが大事。

・成功より大切なことは、自分の弱さを知り、自分を成長させること。

・できない理由をさがさない。どうしたらできるか考える。

・できることは最高の準備をすること。ミラクルにレシピはない。

 いろいろな学びがありました。

・家庭 ・環境を整える  ・人間力

これらは、子どもたちにとっても大事なことですし、学校・教師としても、大切なことと思います。